審査員コメント
顔の無い動物にぐっと引き込まれます。
商用利用のイラストというのは、見た人をどのぐらい、イラストで引き込めるのかにお金が払われます。
見る人も、イラストで引き込まれそのあと、何を伝えたいのかという文字情報を読む場合が多いです。
そういう作品になっていると思います。
ユーモアもあるしステキです。
おじゃらりか
コメント・駅構内でたくさんの人たちの目に触れる。
絵も嗜好に偏らず、多くの人に受け入れられるようなタッチでしっかり描かれていて好感が持てる。
構図の取り方や、色彩感覚なども安定していてわかりやすい。
えのきしほ
食材を擬人化してリアルタッチで描くという、一つ間違えば悪趣味になりそうなところ
を、どことなくユーモアのある独特のスタイルでうまく表現している。
目を描かないというのはうまい着想だ。
人々の目を引くポスターだと思います。
クライアントが京王電鉄ということで、駅や電車の中で多くの人々の目に触れるという
点からもこの作品がイラストレーター・オブ・ザ・イヤーにふさわしいと思います。
若林やすと
何とも言えない不気味さに惹き付けられます。
つしまひろし
イラストレーター・オブ・ザ・イヤーの選考基準はまずメジャーな仕事かどうかで判断します。
京王電鉄という大手企業で、かつBI駅貼りポスター他で使用されたということが評価されました。
イラストのテクニックもしっかりしており、安心感があります。
食べられるはずの動物達に思い入れが入らないよう顔を描かず、尚かつユーモラスに仕上げられています。
蟹江隆広
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