日本イラストレーター協会

最優秀映像イラスト賞

2019年に納品され映像に使用された作品の中で最も優れた作品です。
映像とは、ここではテレビ、ビデオ、DVD、インターネット、携帯など印刷媒体以外のものを指します。

斉藤 ヨーコ

【クライアント】
日本テレビ

【使用媒体】
土曜ドラマ「俺の話は長い」
サブタイトルイラスト

【作品に関するコメント】
ドラマのサブタイトルイラストを制作させていただきました。
「俺の話は長い」は、30分×2本立ての1時間ドラマです。
毎回、前後半2点ずつ(計4点)のイラストをご使用いただき、トータルで約40点を制作しました。
ホームドラマなので家族が集まる食卓のシーンが多く、料理や食材のイラストをたくさん制作できて楽しかったです。
主人公と登場人物の性格やドラマ全体の空気感を、できるだけ反映した形に表せるように試行錯誤しました。

審査コメント


独特な雰囲気を持つドラマにうまく調和できていたイラストだったと思います。
ものすごく主張している訳ではないですが、しっかりと印象に残るイラストでした。
特に食べ物は美味しそうなものを、しっかりと美味しそうに表現できている事がよかったです。
これはなかなかできない事ですよね。

太田 敏嗣


実際にドラマを連続して拝見致しました。
話の合間にタイトルと挿絵のようにイラストが入ってくるのですが、サザエさんのような家庭的な会話のドラマになっていたと感じました。
個人的にも楽しんだドラマでしたので、評価させて頂きました。

内野 僚子


かつての人気ドラマ「TRICK」など、ユニークなドラマを制作している制作会社からの依頼で、日本イラストレーター協会でコーディネートさせていただきました。
このドラマもかなりユニークで話題になりました。
1回の放送で2話に別れているというのも異例でしたが、ドラマの内容がニートが主人公で、いろいろ屁理屈をこねて、ニートを続けるというものでした。
毎回台本を送っていただき、放映前に読んだのですが、大きな事件も起こらず、セリフも日常でありがちなセリフばかりで、これを演技派の役者さんたちがどのように料理して面白いドラマに仕上げるのか毎回興味深く見ていました。
毎回2話のタイトルが画面に表示されるのですが、そのタイトル周りにイラストが使われました。
リアルではあるんだけど、リアルすぎない、その点に注意して作成していただき、少しゆるい感じのイラストがこのドラマによくはまっていたと思います。

蟹江 隆広