日本イラストレーター協会

優秀イラストレーター賞(5)

2022年に納品され作品の中で、分野を超え優れた作品です。

Satoru Tanaka

【クライアント】
myネットワーク

【使用媒体】
絵本

【作品に関するコメント】
作者の余生のライフワークとして作られた物語に、絵を描かせていただきました。
桃太郎が帰った後の鬼ヶ島を題材にした冒険物語で、子どもから大人まで楽しめるよう、可愛く楽しく、またインパクトのある絵を目指しました。
また、アニメと絵本の中間のようなタッチで、登場キャラクターたちの表情や躍動感を大事に、今にも動き出しそうな絵になるよう、心がけて描きました。

審査員コメント


現代が抱えている問題や世界情勢を暗示する絵本として、登場するキャラクターとストーリーに代弁させる試みを担った、
イラストレーターとしての表現の力量を問われる難しいお仕事だったかと察します。
漫画の手法を融合させながら、直観的に理解できるように深く届く絵づくりが上手く感じられました。

上月 伸仁 


アニメと絵本の中間のようなタッチで描かれた作品ということで、 ありそうでなかった新しさを感じました。
親子で楽しめる作風も魅力的で、次のシリーズも読者の方が楽しみにされているだろうなと思える作品でした。

唄西 繭子


大人にも楽しめる、とても可愛い絵本です。
絵本は子供が読むというイメージですが、子供は、読む=絵を辿る。
正に動き出しそうな賑やかなイラストは楽しくて夢中になれそうです。

内野 僚子


他にも絵本の作品の出品がいくつかあったが、イラストの強さでこの作品が選ばれたのだと思う。
子供達がこの絵本の世界に入り込んでしまう様子が目に浮かぶ。

蟹江 隆広